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雨漏りとシロアリ被害の恐ろしさ

ボロボロの木の板

雨漏りがシロアリ発生の原因になるということを知らない人は多いのではないでしょうか。とりわけ、雨風にさらされやすい屋根の部分は、雨漏りが発生するとシロアリを発生させやすくなります。もちろんそれは、水漏れが発生しやすいキッチンや洗面所なども同様です。ここでは、そんな雨漏りがシロアリの発生に直結することや様々なシロアリ被害について詳しくご紹介してみたいと思います。

雨漏りでシロアリ被害が発生する理由

シロアリは湿った木材を好む

雨漏りがシロアリ被害を発生させてしまう要因になるということは、意外にも知らない方が多いのではないでしょうか。それは、シロアリが湿った木材を好むという習性を持っているからです。そのため雨漏りで木材が濡れたり湿ったりすると、そこにシロアリが集まってくるのです。

これまでシロアリの被害に遭ったお家を調べてみると、その約80%が雨漏りや水漏れが原因だったといいます。言い換えれば、雨漏りや水漏れを発生させなければシロアリの被害に遭いにくいといえるのではないでしょうか。とくに10年から20年以上経過しているお家では、雨漏りや水漏れには注意する必要があります。

雨漏りの二次被害といえばシロアリ

雨漏りは、木材を腐らしてしまうので決して放置していてはダメです。とくに近頃では、地震などの被害がよくニュースでも取り上げられています。そのため家屋の柱ともいえる木材が腐ることで、地震などがあればすぐに倒壊してしまいます。

もちろん被害はそれだけではありません。木材が腐ると腐朽菌が繁殖するようになり、さらにそこにはシロアリが集まってきます。その他にも、木材が濡れたり湿気がこもるとカビが発生するので、アレルギーや喘息などの健康被害も生じます。

シロアリの被害について

家の中で羽アリを見つけた

シロアリの被害とはいっても、床下や屋根裏を調べてみないと中々分かるものではありません。ところが、家の中で羽アリを見つけたという場合は要注意です。この羽アリにもシロアリと黒アリとに分かれるのですが、黒アリの羽アリは真っ黒です。ところがシロアリの羽アリは真っ黒ではありません。

もし真っ黒ではない羽アリを見つけたら、プロの業者さんに点検してもらう必要があります。羽アリだけを殺虫剤で殺しても、巣を駆除しない限りあまり意味がありません。また羽アリを見かけたら、それ以上に心配しないといけないことがあります。それは、家の木材をシロアリに浸食されている恐れがあるからです。

わずか5ミリ程度の小さな虫が家屋に被害を与える

シロアリは、わずか5ミリ程度の小さな虫です。ところが、そんな小さな虫が大量に家の中に侵入して、柱などの木材を食い尽くしてしまうのです。家の中で羽アリを見つけたという以外にもシロアリの被害を確かめることができます。

例えば、雨戸がスムーズに動かなくなったとか、家の中で特定の場所の床がブカブカするといったシロアリに浸食された何等かの兆候があるはずです。また、シロアリを誘発させてしまう原因には雨漏り以外にもあります。キッチンや洗面所などの水回りにおいても、水で床が濡れやすい場所などもシロアリを呼び寄せてしまいます。

自分でできるシロアリ対策

家の中の雨漏りや水漏れ箇所を修理する

シロアリの被害の約80%が、雨漏りや水漏れが原因だといわれています。そのためシロアリの巣を壊滅することまではできませんが、雨漏りや水漏れ箇所の修繕くらいはできます。そうしたシロアリの発生原因をなくすということが大切です。

また近年の家は、リフォームする際にもバリアフリーが流行しています。このバリアフリーと同時に心がけないといけないことは防湿対策です。防湿対策をすれば、シロアリから大切なマイホームを守ることができます。

シロアリの好物を家の周りに置かない

シロアリが、数あるお家の中であえて我が家にやってくるにはそれなりの理由があるからです。とくにシロアリは木材が大好物なので、家の周りにシロアリを誘うような木材を置かないようにすることが大切です。また床下などにも、木材の切れ端や木くず・紙切れを放置しないようにしないといけません。

それから、シロアリは木材の中でもとくに湿った木材を好むという習性があります。そのため家屋に使われている木材が、湿気で濡れたり湿ったりしないように心掛けることも大切です。とくにキッチンや洗面所などの床は、水で濡れやすいので注意が必要です。

まとめ

雨漏りとシロアリの関係についてご紹介いたしました。やはりシロアリの被害に遭うと、大切なマイホームが倒壊しかねないのでどんな害虫よりも優先して対策が必要ですね。

水の侵入を防ぐために「防水塗装」というものもあります。詳しくはこちら。防水塗装について知ろう!