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水をまく・赤外線カメラ…雨漏りの調査はこうやる!

屋根で工事する男性

雨漏りは、雨水が侵入している場所を特定してその部分の補修をすれば食い止めることができます。その代り、雨漏り箇所や雨漏りの原因を特定することが非常に難しいという場合がよくあります。何せ、表の壁材が破損していれば一目瞭然ですが、壁材部分の内側の防水状況を調べないといけない場合もありますからね。ここでは、そんな雨漏り調査を行う上でどのような調査方法があるのか詳しくご紹介いたします。

原始的だけど確実性が高い!散水調査

散水調査とは

散水調査とは、建物の中でも雨漏りしやすい部分にホースなどで水をかけ、雨漏りするかどうかを調べる調査のことをいいます。その場合には、今流行りの高圧洗浄機による高圧シャワーまではする必要がありません。あくまでも通常の雨を再現するためのものなので、ホースで水をかける程度で十分です。

散水調査のメリットとデメリット

散水調査は、単にホースで水道水をかける程度の調査なので原材料費自体はほとんど要りません。その代り業者さんにお願いすると、散水調査をするための足場を組んだりする費用が発生してしまいます。

わかりにくい部分も発見しやすい?発光液調査

発光液調査とは

発光液調査とは、発光塗料を混ぜた専用の検査液を流し込んで、紫外線を当てて発光したら雨漏り箇所が特定できるという調査方法です。とくに屋根裏から雨漏りが発生する場合には、発光液調査をするとよく分かります。

発光液の建物への影響について

確かに発光液調査は、散水調査では分かりにくい部分も特定しやすいというメリットがあります。おまけに業者さんによっては、7色もの発光液を取り揃えているところもあります。その代り、建物への影響が心配になります。しかしながらその点についても、繊維や紙なども傷めることがない成分でできているので心配は要りません。おまけに、人体にかかっても洗い流せば問題はありません。

温度の変化で見つける!赤外線カメラ

赤外線カメラによる調査とは

赤外線カメラによる調査とは、別名赤外線サーモグラフィー調査ともいいます。とりわけ、散水調査などでは分かりにくい雨漏り箇所を特定することができます。例えば断熱材などが雨水を吸い込んでしまう場合には、すぐに雨漏りは発生しません。もちろんそんな場合でも、赤外線サーモグラフィー調査をすると温度変化で判断することができます。

赤外線サーモグラフィー調査のメリット

今まで散水調査などでは分かりにくかった雨漏り箇所でも、赤外線サーモグラフィー調査を行うと短時間で解析することができます。おまけに赤外線カメラで撮影して温度変化を調べるだけなので、建物をむやみに浸水させてしまったり傷つけたりする心配も要りません。そういう意味では、画期的な雨漏り解析システムであるといえるでしょうね。

雨漏り調査は自分では難しい?

自分で雨漏り調査をするのは危険

天井や屋根裏の床が雨水で濡れているとはいっても、やはり実際に屋根に上って調べる必要があります。例えば、屋根瓦が破損している場合もあるし漆喰がはがれ落ちている可能性もあります。そうした様々な状況を調べるためには、危険が伴います。それこそ素人がむやみに行うと、屋根から転落して大けがをする恐れがあります。

雨漏り調査だけでなく補修が必要

天井から雨漏りが発生した!といった何等かの問題が発生してから大騒ぎをするのが常です。もちろんそんな場合には、自分で雨漏り箇所の補修をすることは不可能です。万が一、雨漏りが発生した場合には、業者さんに修理をお願いするしかありません。そういう意味では、日曜大工をするのとはワケが違います。補修の規模があまりにも大きすぎます。

まとめ

雨漏り調査について様々な調査方法をご紹介いたしました。やはり定期的なメンテナンスを行う上においては、雨漏り調査というのは必要不可欠なアクションであるといえるでしょうね。

自分での対処が難しい場合は業者に依頼してみましょう。どのように業者を決めると良いかはこちらを参考にしてみてください。雨漏り修理業者の選び方